蒼の歩み

次の日も。私はメールを送った。昨日と大体同じ時間帯だ。



昨日は随分ご飯が遅かったのですね、と。それに対する返事は。



『俺にとっての晩御飯は、あの時間なんだ』とのこと。それからメールをしていくうちに、相手の生活時間を少しだけ把握することができた。



どうやら、私にとっての深夜に晩御飯を食べ、朝方からお昼過ぎにかけて睡眠をとっているらしい。



仕事上、そういう生活スタイルになったのかな。何の仕事をされているのか聞きたかったけれど、なんとなくやめておいた。



それは……、もし自分が聞かれたら、堂々と答えれるような仕事ではないから。こういう言い方をすると、危ない仕事かと思われそうだが、そんなことはない。



私はただの、フリーターなのである。