蒼の歩み
中学生の時からの、昔ながらの友人。最近はお互い忙しく都合も合わずで中々逢えなかったけれど、逢えば昨日の続きのように遊べるそんな彼女。
愚痴とか相談事も、もちろん彼女は私が話せば聞いてくれるだろうが。私の変なプライドが邪魔をしてそう言った話はしたことがない。でも、彼女の話を聞くことはある。私は、どちらかと言うと、自分が話すより人の話を聞くのが好きな方だ。
車内では、このような会話をした。彼女が付き合っている男性の話。惚気だとか嫌味には聞こえなくて、恋愛話を聞くのは純粋に楽しくて。
彼氏いない暦=年齢の私に、刺さるものが無いと言えば嘘にはなるが。
「真歩は、彼氏要らないんだっけ?」
前にそう言ってたもんね、とハンドルに手をかけながら彼女は呟く。
「真歩なら、彼氏がいても可笑しくないのに。というか居ないのが不思議」
お世辞じゃないよ、本音。だなんて言われても。反応に困る。
……でも。将来結婚はもちろんしたいし、20代を過ぎるとこう、焦るものがある。
1つ上が結婚しただとか、1つ下がお子さんを産んだだとか。そんな話を耳にすると、私も彼氏どころか旦那さんが居ても可笑しくは無い歳なのだな、と。
愚痴とか相談事も、もちろん彼女は私が話せば聞いてくれるだろうが。私の変なプライドが邪魔をしてそう言った話はしたことがない。でも、彼女の話を聞くことはある。私は、どちらかと言うと、自分が話すより人の話を聞くのが好きな方だ。
車内では、このような会話をした。彼女が付き合っている男性の話。惚気だとか嫌味には聞こえなくて、恋愛話を聞くのは純粋に楽しくて。
彼氏いない暦=年齢の私に、刺さるものが無いと言えば嘘にはなるが。
「真歩は、彼氏要らないんだっけ?」
前にそう言ってたもんね、とハンドルに手をかけながら彼女は呟く。
「真歩なら、彼氏がいても可笑しくないのに。というか居ないのが不思議」
お世辞じゃないよ、本音。だなんて言われても。反応に困る。
……でも。将来結婚はもちろんしたいし、20代を過ぎるとこう、焦るものがある。
1つ上が結婚しただとか、1つ下がお子さんを産んだだとか。そんな話を耳にすると、私も彼氏どころか旦那さんが居ても可笑しくは無い歳なのだな、と。