蒼の歩み
「……でも」
私は、ぼそりと呟く。
「んー?」
「付き、付き合いたいって思う人は……。出来たかも」
「えっ!?」
彼女は私の言葉に余程驚いたのか、運転中なのにも関わらず私の方を見遣った。なので私は、前を見て前を、と慌てて注意をする。
「え、嘘。ホントに!?どんな人?かっこいい?性格は?」
「ちょっと、そんな一気に質問されても!」
……彼女は。何故だか嬉しそうで。ただ単に私の恋愛話に興味があるとかそういうわけではないらしく。
「真歩に、好きな人が出来たっていう事実が、私は素直に嬉しいよ」
とのこと。詳しい話は教えなかったけれど、応援するからねの言葉を貰った。
付き合いたいと思っている人物は。秋塚蒼真さんのことだけど。
まだ、まだ。
この気持ちに、上手く整理がついてないから……。
私は、ぼそりと呟く。
「んー?」
「付き、付き合いたいって思う人は……。出来たかも」
「えっ!?」
彼女は私の言葉に余程驚いたのか、運転中なのにも関わらず私の方を見遣った。なので私は、前を見て前を、と慌てて注意をする。
「え、嘘。ホントに!?どんな人?かっこいい?性格は?」
「ちょっと、そんな一気に質問されても!」
……彼女は。何故だか嬉しそうで。ただ単に私の恋愛話に興味があるとかそういうわけではないらしく。
「真歩に、好きな人が出来たっていう事実が、私は素直に嬉しいよ」
とのこと。詳しい話は教えなかったけれど、応援するからねの言葉を貰った。
付き合いたいと思っている人物は。秋塚蒼真さんのことだけど。
まだ、まだ。
この気持ちに、上手く整理がついてないから……。