灰色猫と白い犬



これでも足はけっこう速いんですよ。

あっという間にリオ君を追い抜いちゃいました。

通りすぎざまお先に、と声をかけます。

すると、すぐ後ろでリオ君が


あっ!


と、ビックリしたように言いました。

多少のハンデはあったもののやっぱり僕のほうが速いみたいです。



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