灰色猫と白い犬



はぁ、とため息をつきレオ君をちらりと見ました。

寝息をたてて気持ちよさそうに眠っています。


よくそんなに眠れるね


返事がかえってこないとわかっていながらも口に出して言いました。

朝僕よりおそく起きて、昼も寝て、おまけに今寝て。

僕なら目がさえて眠れなくなってしまいます。


シャミ、何か考えたか?


じーっと顔を見ていたところへ突然レオ君ががばっ、と顔を上げました。

それには僕もびっくりします。



< 32 / 42 >

この作品をシェア

pagetop