きづかないで・・・やっぱり、気付いて
依花菜のその後の観察日記
流李君と沙織ちゃんがくっついた。
悲しかった。
ずっと片思いしてたんだもん。
それなのに、くっつくシーンをまじかで見てしまった。
仕方ないよね?
まぁ、沙織ちゃんには勝てないけどさ。
でもさぁ、不思議だよね。
悲しい以上に、とっても、とっても嬉しいんだ。
やっぱり、憧れだったのかなぁ??
それも、違う気がする。
流李君。
君が、ものすごく好きでした。
今でも、すきです。
大好きです。
その、真面目な横顔も、沙織ちゃんを見つめる熱い目も、目を細めて笑う笑顔も―――――――――……。
全て、すべて、大好きでした。
貴方を、嫌いになることは、一生ないでしょう。
それ程、あなたが大好きでした。