ハートロッカー
「三春さん、考えてください。
1週間後、聞きにきます」
俺は言った。
「どうしてあなたは、いつも自分勝手なの?
あたしの考えや思っていることを聞こうって思わないの?
理解者になりたいとか言ってたくせに。
結局は、自分の勝手で話を進めているだけじゃないの」
三春さんの言う通りだと思った。
だけど、
「俺の勝手で話を進めなきゃ、三春さんは近づいてこないでしょ?
俺のことを知りたいって、そう思っているんでしょ?」
当てられたのか、三春さんから帰ってくる言葉がなかった。
俺は三春さんを一瞥すると、『アウト・ブルース』のドアを開いた。
鈴の音を背中で聞いた。
1週間後、聞きにきます」
俺は言った。
「どうしてあなたは、いつも自分勝手なの?
あたしの考えや思っていることを聞こうって思わないの?
理解者になりたいとか言ってたくせに。
結局は、自分の勝手で話を進めているだけじゃないの」
三春さんの言う通りだと思った。
だけど、
「俺の勝手で話を進めなきゃ、三春さんは近づいてこないでしょ?
俺のことを知りたいって、そう思っているんでしょ?」
当てられたのか、三春さんから帰ってくる言葉がなかった。
俺は三春さんを一瞥すると、『アウト・ブルース』のドアを開いた。
鈴の音を背中で聞いた。