ハートロッカー
外はすっかり日が暮れて、街灯が灯っていた。
気温も少しだけ肌寒い。
明日からシャツのうえにベストを着て登校した方がいいかも知れないな。
そんなことを思いながら、俺は『ニコニコ横町』の看板をくぐった。
「それにしても…」
まさか、あのクールな美人と行きつけのレコード店で再会するとは…ウソみたいな本当の話である。
そのうえ、九重さんと一葉さんとは兄妹だったとは…これもまたウソみたいな本当の話である。
「三春さん、って言うのか…」
呟いて、首を縦に振ってうなずいた。
いわゆる“一目ぼれ”って言うヤツだな、これは。
黒髪で、クールで、そのうえ美人。
ドストライクもいいところだな、うん。
「好きになってしまった以上は…狙い撃ちにかかりましょうかな」
俺は腕の中のレコードを抱きしめると、駅に向かった。
気温も少しだけ肌寒い。
明日からシャツのうえにベストを着て登校した方がいいかも知れないな。
そんなことを思いながら、俺は『ニコニコ横町』の看板をくぐった。
「それにしても…」
まさか、あのクールな美人と行きつけのレコード店で再会するとは…ウソみたいな本当の話である。
そのうえ、九重さんと一葉さんとは兄妹だったとは…これもまたウソみたいな本当の話である。
「三春さん、って言うのか…」
呟いて、首を縦に振ってうなずいた。
いわゆる“一目ぼれ”って言うヤツだな、これは。
黒髪で、クールで、そのうえ美人。
ドストライクもいいところだな、うん。
「好きになってしまった以上は…狙い撃ちにかかりましょうかな」
俺は腕の中のレコードを抱きしめると、駅に向かった。