ハートロッカー
大政があたしを見つめる。

「プレゼント、大切にしますね」

大政の唇が動いて、音を発した。

「あなたにあげた訳じゃないわ」

どっちかって言うと、投げたんだって言う話である。

雪はまだ降っている。

大政の左耳にあるダイヤのピアスが、キラリと光ったような気がした。

「三春さん」

大政があたしの名前を呼んで、手を差し出した。

「帰りましょう」

あたしはその言葉に従うように、彼の手に自分の手を重ねた。

☆★END☆★
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