ハートロッカー
「もう少し言うなら、三春に会えるぞ。

あいつ、土日は授業とってないから」

三春さんの名前に、
「あの…俺、そこで働いても大丈夫なんですか?」

俺は聞き返した。

「俺から言っておくから安心しろ」

九重さんは返した。

いや、意味がわからないです。

「あの…何で太くんにバイトさせようと言う案に至ったんですか?」

笙さんが俺の代わりに九重さんに聞いた。

「太くんがバイトすることによって、三春がいい方向へ転ぶと思って」

九重さんが笙さんの質問に答えた。
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