ハートロッカー

*笑うしかない*

――今、何時かしら…?

温かいふとんから出るのがめんどくさくなったきた寒い朝。

あたしはふとんから手を伸ばして、枕元に置いてあるスマートフォンに手を伸ばした。

ディスプレイは11時を過ぎていた。

あー…これはそろそろ起きなきゃ、一葉姉さんに怒られるな。

土曜日の朝から怒られるのはごめんだ。

あたしは這うように温かいふとんから出ると、立ちあがった。

シャッとカーテンを開けると、まぶしい太陽の日差しが寝起きの目に沁みた。

今日は雲1つない青空が広がっている。

平和なものだ。
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