ハートロッカー
大政はマンガの表紙を見ると、
「ああ、これ友達が持ってるんですよね。
三春さんも読んでるんですね」
と、呟くように言った。
「途中までだから返してくれない?
今、いいところなんだけど」
返すように手を差し出したあたしに、
「俺の質問に3つ答えると言うなら返してもいいですよ」
と、大政が言った。
「はっ?」
何それ、意味がわかんないんだけど。
「本当は3つじゃなくて、5か10くらい答えて欲しいんですけどね。
でも俺も我慢しますよ」
大政はクイッと口角をあげて微笑むと、
「肉食のように見えるかも知れないですけど、実は違うんですよね」
と、訳がわからないことを言った。
「こう見えても俺、紳士なんですよ」
「ああ、これ友達が持ってるんですよね。
三春さんも読んでるんですね」
と、呟くように言った。
「途中までだから返してくれない?
今、いいところなんだけど」
返すように手を差し出したあたしに、
「俺の質問に3つ答えると言うなら返してもいいですよ」
と、大政が言った。
「はっ?」
何それ、意味がわかんないんだけど。
「本当は3つじゃなくて、5か10くらい答えて欲しいんですけどね。
でも俺も我慢しますよ」
大政はクイッと口角をあげて微笑むと、
「肉食のように見えるかも知れないですけど、実は違うんですよね」
と、訳がわからないことを言った。
「こう見えても俺、紳士なんですよ」