スイートな御曹司と愛されルームシェア
「〝ラッキーの居場所は私のうちだけなのよ〟って言ってくれたじゃないですか。俺、友達からラッキーって呼ばれてたんです」
「はあ?」
眉間にしわを刻む咲良に、彼が蕩けそうな笑みを大きくして言う。
「俺、楢木(ならき)翔太(しょうた)って言うんです。ナラキ、だからあだ名はラッキー」
「し、知らないわよ、そんなの。私が連れ帰ったのはゴールデン・レトリバーなんだからっ!」
「ああ、だからあんなに俺の髪を撫でてくれたんですね」
彼が柔らかそうな茶髪の頭を揺らして見せた。その髪の色は確かにラッキーの栗毛によく似ている。いや、でも、そうじゃなくて。
「思い出してくれましたか? 咲良さん、あなたが俺を連れ込んだんですよ」
彼が親指で自分の裸の胸を指したので、筋肉質な胸板に目が釘付けになりそうになる。咲良はあわててソファの上の男物の服を取り上げ、彼に投げた。
「ま、まずは服を着なさーいっ!」
「はあ?」
眉間にしわを刻む咲良に、彼が蕩けそうな笑みを大きくして言う。
「俺、楢木(ならき)翔太(しょうた)って言うんです。ナラキ、だからあだ名はラッキー」
「し、知らないわよ、そんなの。私が連れ帰ったのはゴールデン・レトリバーなんだからっ!」
「ああ、だからあんなに俺の髪を撫でてくれたんですね」
彼が柔らかそうな茶髪の頭を揺らして見せた。その髪の色は確かにラッキーの栗毛によく似ている。いや、でも、そうじゃなくて。
「思い出してくれましたか? 咲良さん、あなたが俺を連れ込んだんですよ」
彼が親指で自分の裸の胸を指したので、筋肉質な胸板に目が釘付けになりそうになる。咲良はあわててソファの上の男物の服を取り上げ、彼に投げた。
「ま、まずは服を着なさーいっ!」