それでも君が好き
「す、すいません…。ちょっと考えごとしていて…」

頭を掻きながらながら言う私はそっと辺りを見回した。

職員室に先生が少ないのはお昼をとっているからだろう。

「テスト中に考え事とはなんだ?ん?悩みなら先生なんでも聞くぞ!」

その言葉に昼休みはつぶれると頭の片隅で思った。

大体、白紙で出した私が悪いけど、昼休みつぶれるなんて。

せめて二、三問解けば良かった。

後悔の念が一気に私に押し寄せてきた。


___…それから、やっと先生に解放された時間は昼休みが終わった後だった。



私は教室に向かいながら今日起きたことを振り替える。

朝は…愛花ちゃんに彼氏の名前が幼なじみだと聞かれ凄く落ち込んだし。

昼休みは…朝のことが原因で一時間目のテストを白紙で出してしまって昼休みちぶれたし…。

今日は、本当っ最悪な日だった。

…確かに、今日の占い十二位だったもんなぁ。

ほんっと、私って運がない。




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