それでも君が好き
私の名前は森川 菜穂(モリカワ ナホ)

そして、私の隣にいるのは

神山 瞬(カミヤマ シュン)

私の小さい頃から変わらない好きな人。

一途に想い続けてる…私の幼ななじみ。

もうずっと片想いしてる。

告白をしよう、と思ったのは度々あった。

__けど、この幼なじみという関係がこわれると思って言えなかった。

もし、ふられたらきっとこんな風に一緒に登校なんてできない。

所詮私はただの臆病者だ。

だからこの想いはずっと心の奥にしまってる。

いつも通りに他愛ない話しをしていると学校に着いた。

「じゃあ、また」

「うん、またね」

そう言って瞬と靴箱で別れた。

瞬のクラスは一組。

私はというと

「七組……」

なんど見ても…七組。

どっからどう見ても…七組。

入学式で発表されたクラス表。

うそだ、と思いながら何回も見たクラス表。

よりによって瞬と違うクラスになってしまった。

その上っ!一組と七組ってすごい距離あるじゃんっ!!!



< 2 / 45 >

この作品をシェア

pagetop