それでも君が好き
それから、6時間目が鳴るチャイムが鳴り席に着いた。

教科は国語で古文。

まさに眠たくなる授業。

子守唄のように、うとうとしながら、聞いていると、窓の外に目がいった。

視線の先には、体育の授業を頑張っている瞬がいた。

ラッキーと思いながらも瞬の姿を見て思わず微笑む。

かっこいいなぁと思っていると。

「いたっ!」

なにか、輪ゴムみたいなものが飛んできた。

誰、と一瞬思ったけど、絶対アイツだと思い、隣の奴を睨みつけながら、勢いよく立ち上がる。




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