それでも君が好き
「それで?菜穂ちゃんは相沢くんの事好きなの?」

「え?…えぇ!?」

私が相沢を好き?

「ない。ないよ、あるわけない」

うん、うん。

自分の言葉に自分で頷く。

「えー、つまんない」

愛花ちゃんは私が好きと勘違いをしたのか、頬を膨らませた。

その姿までも、私に真似出来ないなぁっと思った。



< 29 / 45 >

この作品をシェア

pagetop