それでも君が好き
「わたし彼氏出来たのっ」
「………へー」
「えっ、もうちょっと…いや、全然驚いてないでしょっ!?」
いや、愛花ちゃんには彼氏いるだろうな~って思ってたとこだし。
それに、
「羨ましい」
っていうのが実は本音。
だって、だってさっ、好きな人と付き合えるって凄いことなんだよ?
自分も好きで相手も好き。
世界中の中で出逢うって大袈裟かもしれないけど、運命的しか思えない。
まるで奇跡だ。
きっと幸せだろうな。
「え?…っていうか菜穂ちゃんいい加減好きな人教えてよ」
愛花ちゃんの言葉に肩がビクッとはねはがる。
実は、愛花ちゃんに好きな人がいる?と聞かれいると言ってしまった日から時間があれば好きな人の名前を教えてー、と聞いてくるようになった。
もちろん瞬だけど、どうしても恥ずかしくなって言えなくなってしまった。
だから、今回も。
「…っ、それより愛花ちゃんの彼氏って誰なの?」
言った後で私って素直じゃないなぁと少し後悔した。
___だけど、この時。
聞いてはいけなかったと気づいたのは、一分後だった___
「………へー」
「えっ、もうちょっと…いや、全然驚いてないでしょっ!?」
いや、愛花ちゃんには彼氏いるだろうな~って思ってたとこだし。
それに、
「羨ましい」
っていうのが実は本音。
だって、だってさっ、好きな人と付き合えるって凄いことなんだよ?
自分も好きで相手も好き。
世界中の中で出逢うって大袈裟かもしれないけど、運命的しか思えない。
まるで奇跡だ。
きっと幸せだろうな。
「え?…っていうか菜穂ちゃんいい加減好きな人教えてよ」
愛花ちゃんの言葉に肩がビクッとはねはがる。
実は、愛花ちゃんに好きな人がいる?と聞かれいると言ってしまった日から時間があれば好きな人の名前を教えてー、と聞いてくるようになった。
もちろん瞬だけど、どうしても恥ずかしくなって言えなくなってしまった。
だから、今回も。
「…っ、それより愛花ちゃんの彼氏って誰なの?」
言った後で私って素直じゃないなぁと少し後悔した。
___だけど、この時。
聞いてはいけなかったと気づいたのは、一分後だった___