「香菜ー香菜ー」
私を呼ぶ声がする。
母の声だ。
「そうだ!!」
私はガバッと身を起こす。
私は家に帰ってきてから寝てしまったんだ。
「はぁ~」
私はゆっくりと立ち上がり、母の方へ行く。
「なぁに~?」
「そろそろご飯だから……」
「ああそゆこと」
私はあくびを一つついてイスに座る

あの少年の曲……聞いたことあるんだよな~なんだっけ?
すっごく懐かしい……感じ。

私は知らず知らずのうちにテーブルに指先を置きトントンと動かしていた。
「やめなさい!みっともない。」
「あっ、ごめんなさい…」
私はぼぉっとしたまんまご飯にてをつけた。
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