禁×恋
義理の弟君
ザァーー・・・

淡々と降ってくる雨__
時々雷鳴も轟く。

まだ、昼の二時だというのに、

外は真っ暗、せっかくの日曜日、気晴らしに一人でショッピングに来た如月菜子13才、

は、脱力していました。 そして雨宿りしていた菜子に突如__

ドゴォォン‼

「ひゃぁ‼」

近くで雷、落ちたのかな?

そして数秒後__

グゥゥン__

ざわざわ・・・

「うそ、停電__?」

街中の電気が落ちたのです、ただでさえ暗い街中が、さらに暗くなりました。

駅前のファッションビルの中も真っ暗・・・周りが騒がしい。

ビュオオオ・・・

強風も吹き荒れ、

「きゃぁぁ‼」

近くで誰かが叫ぶ、

何事かと近くに行くと、

そこに、女の人が上を見上げて、叫んでいた。

「大丈夫ですか?」

私が声をかけると、

「そこの子‼危ないっ‼逃げろ‼」

おそらく私に訴えかける声、それも警告。

「え・・・?」

私は振り向く、そういえば、そこの女性は上を見て・・・

「はっ__!?」

私は驚愕した。

さっきの強風、だろうか?

駅ビルの工事道具の、何本もの巨大な鉄パイプが落ちてきていた__
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