背番号1 ~白球にのせた恋心~


  「そうですが?なにか?」


   笑顔をつくって尋ねる。


  《叶くんにアドもらったってほんと?》


   めんどうなことに…


  「ええ、ほんとうですが?」


  《つきあってるの?》


   初対面だったんだけど…


  「いいえ。」


  《私たちずっと叶くんのことすきだったの!》


   だから?付き合ってないっていってんじゃん。


   好きでもないんだが…


  「あの、ほんとに違うんで勘違いやめてもらえます?」


  《私たちだってアドもらってないのに…!》


   あーもーめんどい!


   逃げようとうしろを振り返ろうとしたとき…


  
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