背番号1 ~白球にのせた恋心~


   ノックが終わり、次はバッティングだ。


  [ピッチャーできるやつー。投げ込みしとけー。]


 
   あ、そういえば…


  「あのさ。叶くんてピッチャーできないの?」


  『え、お、俺ですか?できますけど…』


  「敬語じゃなくていいよー。タメだし」


  『えっ、タメ!先輩だと思ってた!』


  「あははwここには先輩いないよ!」


  『えっ!一人も?』


  「うん。ちなみに2年も私だけーw」


  『なんだよw敬語使って損したじゃん!』


   

   あ、わらいじわ。


   笑うとかわいく見えたのは笑いジワがあるからか。






  

 
  
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