背番号1 ~白球にのせた恋心~

4


   昨日は一日が早かったなー…


   呟きながら学校についた。


  「げ!」

  
   教室の前に思いがけない人が立っていた。


  〔あ、やっと来たか。〕


   うわー…朝からこいつか…最悪


  「なんでしょうか?」


   立っていたのは他でもないこいつ叶 章悟。


  〔あのさ、昨日練習行こうと思ったんだけどさ…〕


   あ、マジで来るつもりでしたか…


  〔俺場所しらねーんだわ。〕


   なら来なくていいじゃん。ムカつくなー


  〔だからさ…〕



   
< 26 / 64 >

この作品をシェア

pagetop