背番号1 ~白球にのせた恋心~


  [一希と章悟も打ってもいいぞー。]


  〔よっしゃ!〕


  『先打つぞ。』


  〔ん、ああ。いいよ。〕


   叶くんがバッターボックスに入る。


   先週は見れなかったからなー…


   ピッチャーがボールを投げる。


   カキンッ…


   
   うわ…何て言うんだろ?一言で言うと上手い。


   内野と外野の間に落としたり、三遊間抜いたり…


   バッティングセンスが目立つひとだな…


   
   打ち終わるとこちらを向いて笑ってくれた。


   
   ダメだ…カッコよすぎるよ、この人は。





   


   


  
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