背番号1 ~白球にのせた恋心~


  〔カオル!どーだった?〕


   打ち終わった章悟が私に声をかけた。


  「うん!カッコよかったよ!」


  〔お、お前!バカ!何言ってんだよ///〕


  「……章悟?顔赤いよ?どーしたの?」


  〔な、なんでもねーよ!〕


   顔をのぞきこむと、


   章悟はパッと顔をそらしてしまった。


   私、何かしたかな?


  
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