背番号1 ~白球にのせた恋心~


   学校に着く。


   朝からテンションの高い軍団を横目に、


   二組へ向かう。


   
   あ、いた。


   章悟はこちらに気付くと近づいてくる。


  〔おお、カオル。どした?〕


  「あのさ、試合の事なんだけど…」


  〔ああ、そういえば。〕


  「出てくれる?」


  〔ん、いいよ。〕


  「ほんとに!?やったー!ありがと!」


  〔久々にやったら楽しかったし。〕


  「後になって行かねーとかナシだよ?」


  〔おう。俺がいたら最強だからな!覚悟しとけよ!〕


  「やったー!じゃあ、よろしくね!」


   
   教室にかえる。


  


   


< 57 / 64 >

この作品をシェア

pagetop