背番号1 ~白球にのせた恋心~
学校に着く。
朝からテンションの高い軍団を横目に、
二組へ向かう。
あ、いた。
章悟はこちらに気付くと近づいてくる。
〔おお、カオル。どした?〕
「あのさ、試合の事なんだけど…」
〔ああ、そういえば。〕
「出てくれる?」
〔ん、いいよ。〕
「ほんとに!?やったー!ありがと!」
〔久々にやったら楽しかったし。〕
「後になって行かねーとかナシだよ?」
〔おう。俺がいたら最強だからな!覚悟しとけよ!〕
「やったー!じゃあ、よろしくね!」
教室にかえる。