背番号1 ~白球にのせた恋心~

 〈叶くんならうしろにいるけど?…〉


 [「え!」]


  私たちは同時にうしろをふりかえった。


  そこには制服を着くずした、整った顔立ちの


  男子が立っていた。


 〔俺になんか用事?〕


 「あ、はい。もう時間がないので後で…」

 
 〔あ、そう。んじゃ。〕


  そして私たちは四組の教室にもどった。



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