短編*社会人
まあ私も働いているから
さして気にしてはいないけど
最近、とても絢斗が冷たい
おかえり と言っても無視
おやすみ と言っても無視
流石に辛くて泣いていた
そんな時に救ってくれたのが
勤め先の友達
藤堂零(トウドウ レイ)くん
たまにからかわれるけど
絢斗の事も親身になって考えてくれる
とても優しい友達だ
今日も相談にのってもらうので
一応、LINEしておくか...
絢斗に【今日は友達と食事するので
作り置きしてあるカレー食べてね】
と送った。するとすぐに
【誰と行くんだ】
は...?なんでそんな事聞くの
今まで気にした事も無かったのに
【別に、勤め先の友達だよ】
そう送ると通知をOFFにし
スマホをポケットに突っ込んで
待ち合わせ場所に向かった