告白宣言♡
キンコーンカーンコン……


いつも通りの時間にチャイムがなる。


ようやくお昼の時間だ!


葵と一緒にお弁当を食べようと席を立ち上がり、葵と目を合わす。



葵と外のベンチで座って食べようと教室を出かけた途端、腕をつかまれる。


「木下」



この声はーー振り返らなくても分かる。


宮野悠だ。



嫌だ。振り向きたくない。



「聞きたいことがあるんだけどーー。宇野、昼悪いけど木下借りるわ」



あたしに話しかけても意味がないと悟ったのか葵に要件を告げる。



葵は少し怒ってそうな調子で話す宮野にびっくりしてか、頭の上にクエスチョンマークをのせたまま、こくりとうなずいた。


「え、あたし葵とご飯食べるんだけどーー」



「琉妃、よく分からないけどあたしのことは気にせず行ってきていいよ」



にこりと笑う葵。


「じゃ、そーいうことでーー行くぞ!」
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