姫恋華〜ひめれんげ〜【改稿版】
 桜の舞い散る中、私は恋に落ちた

 打掛けの袖が、蝶々のようにひらひらと舞って

 あなたは通り過ぎて行った

 私がいたことにすら

 あなたは気付いていないだろうけど

 ただ一目あなたに会えるなら

 私はすべてを捨ててもかまわない


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