カラフルデイズ*
次の日。
昨日遅くまでみんなで食べて話してたし帰り遅かったから寝るのも遅かったし眠いいいい。
『倉内おっはよー!』
朝からハイテンションの永山。
「うおおお。おはよう!元気だねー」
『あったりまえだ!俺はいつでも元気だぜ?お前いつもより朝元気ねーなー。風邪??』
そういって、あたしのおでこに手のひらをピタリ。
「うわっ////」
『あ。わりぃわりぃ!熱ないみたいだけどあんまり無理すんなよー?』
ちょっと気を使ったのかすぐに手を額から離した。
まぁ、あんな顔でこんなことされたら女子も釘付けになるんもんなんだなー
それにしてもやっぱり体だるいなー。
今日は家帰ったら早く寝ようっと
昼食___________
「仁美!香奈美!ちょっとお弁当忘れた!!!購買行ってくる!!!!」
『はいよー、先食べてるからねー』
とりあえず購買へダッシュだ!
まだ売り切れてませんように…
購買についたけどいつものように混んでて並ぶのも本当にめんどくさい
しかももうそろそろおにぎりもパンも売り切れそうだし…いつもはこんなに混んでないじゃーーん
「あああ…買うのめんどくさくなってきたな…。今日はゼリーだけにしようかな…」
仕方なくあんまり人の並んでないゼリーとかプリンが売ってる方に並んだ。
『あれ?お前普段めっちゃ、食うのに。なに?ダイエット???』
むむむむ…永山だ。
なんでここにいるんだよー
ってか美味しそうなパン持ってるじゃんかよ
「違うわ!今日お弁当忘れちゃったのー。だから並んでたんだけどあまりにもいつもより人多過ぎて並ぶのもめんどくさくなっちゃってゼリーにしようかと…」
[え?なになに、この子1年?超可愛いんだけど!]
永山に話しかけてる友達。
永山はうるさい。と一言言って
『んーーー。お前朝からあんまり顔色良くないし、ダイエットじゃなくてもちゃんと食えよ、ほら。』
あたしが美味しそうだと思っていたやきそばパンをくれた
「なになにー、優しいですなー。ありがとう!!!!」
『そのかわりー。』
「な、なに」
『永山はやめてほしいなー。』
え、でもこないだ永山君って呼ぶのやめてほしいって言ってたよーな。
「んー。永山は永山だしなー」
『えええー、そっかー。じゃあ仕方ないな』
へへへと笑いながら教室へ戻っていく。
その後ろ姿見て
まぁ隆平って呼ぶのも悪くないかなって
「隆平!!!!!」
『へ?』
たまには驚かせる側にもなってみたいし
「パンありがとうねーーー!!!」
永山…じゃなくて、隆平は
少し照れくさそうに手を振って教室に戻っていった。