カラフルデイズ*


永山君から
永山、になって
永山から
隆平になって…




呼び方一つでなんかまた距離が近づけたのかな?って思った









帰り、靴箱には隆平がいた。








「お、隆平ー隆平ーなんかまだ呼び慣れないなー笑誰待ってんの?彼女か?お?お?」









『アホか。お前を待ってたんだわ』









「へ…?」










『なんか具合悪そうだったから、一応帰ろうかなーって!!!まぁ昼よりは顔色良くなってるし、あ、俺のやきそばパンのおかげかなー』








「…おいしかった笑笑」









『食べたいって顔にかいてあったもん』









「それは嘘でしょ笑」










『うん。嘘!笑とりあえず帰ろ!はよ帰ろ!』










「隆平ずるいなーーーー」









『ん?、なにが????』









「なんでもなーーい」








そーゆー、優しいとこだよ!
…とは言えず。笑








電車にゆらゆら。









「そういえばさ、球技大会さ隆平なに出るの?」









『あ、俺?俺バスケやる!』









「へーーー、確かにバスケ合ってるわ」









『お、ほんと??へへへ。バスケ楽しいからさ!倉内なにやんの?』










「サッカー」







『え?サッカー??』







「うん。」








『ええええ!倉内サッカーできんの⁈』









「んー、まぁ、ほんと少しだけ…」









『ボールの取り合いで突進するなよー?』









隆平はブヒブヒと豚の真似をしてくる。

むかつくーーーーー







「はーーーー?そんなに太ってませんしー!」







『へーーーー、そうかいそうかいブヒブヒ』









「むかつくーーーーー、足のすね蹴るぞこの野郎」










電車が揺れたときバランスを崩した











「うわっ」










ドンっと隆平とぶつかる


近い。とても近い。





ってかこんなに近づくとわかるけど隆平身長本当にでかいなー。
体格も良いし…








『ふっ。ぶーちゃんに押しつぶされるかと思ったー』









「むむむむっ。もうそんなことばっかり言ってるともうしーらない」









『うそうそうっそぴょーん。怒らんといてー』








もう、本当にいっつもヘラヘラしてるんだから。

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