カラフルデイズ*
入学式を終えて、クラスに戻りそれぞれの自己紹介と簡単な高校の説明な終わってとりあえず高校初日は終了。
思ったより楽に過ごせたなー。
電車の駅を降りたときに1人の男子が目にとまった。
朝のときの…!
彼を追うためあたしは彼の跡をついて行った。
あれれれ。
あたしの家と同じ方向????
まっさかー、ここらへんに住んでる彼の姿見たことないし。
すると彼が振り向いた。
ギクッ。
やばいやばい。ストーカーと勘違いされてるかも。
「あ、あのですねー。ストーカーじゃなくて、あたしも家がこっち方面なんだよね、は、ははは!」
『…あれ???今日の朝の子????』
「あれ、気づいた???」
『うんうん!!あの時はごめんなー!それにしてもこっち方面だなんて偶然だな!』
「あれ???じゃあ、中学もこのへん???」
『違う違うー!中1のときに親父の転勤で福岡に引越したんだけど結局またこっちに戻ってきた』
「あー、そうなんだ!だから見たことないなーって思ったんだよね」
『俺もつい最近引越してきたばっかりでさー、家族はこの町のこと知ってるらしいけど俺はあんまり、詳しく知らねーからよー、こまったこまった笑」
‘‘ふふふ’’と笑ってまた歩き出す。
「そーいえば、名前知らないんだけど…」
『あ、俺の???』
「うん」
『俺の名前は永山 隆平(ながやま りゅうへい)!永山でいーよーお前は??』
「あ、倉内 彩。よろしくね」
『おう!よろしくな!倉内!』
ちなみに永山君は1組だそうで隣のクラスだった。
帰り道はくだらない話ばかりして彼と別れた。
ほぼ初対面というもののそれを感じないくらいたくさん、話したし少しは永山君のことわかったかなー。