トモヒーとアイツの何日間(続編)
妄霊 園田さん一家
「妄霊の事情を考えない方がいい。」
「・・・。」
ハッシュにそう言われ、いよいよ自分は黙ってしまった。
「あ・・ただ。」
「何?」
ハッシュが何か思い出したようにスマホを出した。
「明日の夜『園田さん一家』と呼ばれる場所に行く事になっているんだ。」
「『園田さん一家』?」
「鎌倉市のトンネルの近くにある廃墟だ。そこに4つの妄霊が出たらしい。その妄霊が園田さん一家なのかは分からないけど・・今回は、あまりトモヒーを連れて行きたくないんだけど・・」
「ん?うん。」
「助手席に乗ってるだけでいい。来てくれないかな?」
「え!?」
ハッシュが突然真顔になって聞いてくるので思わず大きな声で聞き返してしまった。
「だから・・怖いから来てほしいなって。」
「は、はぁ」
「どうなの?いいの?」
「・・・いいよ。」
俺が言うとハッシュは小さな声で
「・・ありがと」
と言って鼻をすすった。
妄霊が四人・・。
少し安請け合いをしてしまった気がした・・。
「・・・。」
ハッシュにそう言われ、いよいよ自分は黙ってしまった。
「あ・・ただ。」
「何?」
ハッシュが何か思い出したようにスマホを出した。
「明日の夜『園田さん一家』と呼ばれる場所に行く事になっているんだ。」
「『園田さん一家』?」
「鎌倉市のトンネルの近くにある廃墟だ。そこに4つの妄霊が出たらしい。その妄霊が園田さん一家なのかは分からないけど・・今回は、あまりトモヒーを連れて行きたくないんだけど・・」
「ん?うん。」
「助手席に乗ってるだけでいい。来てくれないかな?」
「え!?」
ハッシュが突然真顔になって聞いてくるので思わず大きな声で聞き返してしまった。
「だから・・怖いから来てほしいなって。」
「は、はぁ」
「どうなの?いいの?」
「・・・いいよ。」
俺が言うとハッシュは小さな声で
「・・ありがと」
と言って鼻をすすった。
妄霊が四人・・。
少し安請け合いをしてしまった気がした・・。