王宮の白ウサギ

嫌なほど冷めた身体に突き刺さるように降ってくる無数の水。
嗚呼....私は何をやっているのだろうか....

脳まで冷えきったのかボーっとして何も考えられない。

びしょびしょに濡れた服....
垂れウサギの耳のような大きな飾りのついたフードは水を吸い、重たい。

嗚呼....私は酷く醜いのだろうな

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