王宮の白ウサギ
~section1 眠りウサギと王子 ~
私はどれぐらい眠っていたのだろうか....
目覚めるとそこには、明るくて広い天井があった。
「....ぁたたかぃ」
驚いた。
でなかったはずの声が突然喉を通って出てきた
長いこと声を発しなかったからか、喉のあたりが熱い....
何故だろう凄く暖かい....
喉だけでなく目の奥も熱くなるのを感じた。