KISS


「ってかさ、あんた人のこと8時に呼んでおいて何するの?」


「…えー…」


好奇心いっぱいの顔して考えるレン。


「んー…まずは朝ごはん作って欲しかったんだ。」


「は!?」


またコイツは人にごはんを作らせるのか…。
とか思いつつキッチンに向かうあたし。


前より材料があったから、作れるものもいっぱい。


「はー…」


ちょっと浮かれてる自分が嫌になる。

すべては手を見れば解ってしまうくらい。
ノリノリで包丁を走らす。


レンの部屋から大きな歌声。


なんの歌よ。
とりあえずレンもノリノリ…?
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