KISS
いつもと変わらない日常。
いつもと変わらない廊下・教室。
それでもすべてが楽しくて、嬉しくて。
幸せに感じるのは…
あなたのおかげかな…―――
「レン…」
「…やっぱり放課後残ってると思った。」
にやけながら言うレンに、
あたしはちょっとだけむつけて
「部活早く行けば?」
と言ってみた。
「…かわい。」
そう言ってレンはあたしにキスをした。
「っ…!!」
「部活終わるまで、待っててね。」
―――やっぱりレンには、敵わない。