KISS


「まあ、俺純粋だっつったら純粋だけどさ。
考えてることは純粋じゃないの。」


「なによ・・・それ・・・」


だったら・・・


「あたし、汚いの!!だから触っちゃ駄目っ!!」


だってそうだよ。


レンに流されて忘れてたけど、
やっぱりレンは綺麗なんだよ・・・。


あたしは
いろんな男に触られて、いっぱい汚れて・・・


「あたしに関わったら・・・触ったら・・・緋崎が汚くなっちゃうよ・・・・・・」


「・・・・・・」


だから・・・―――

こんなのもうやめて・・・



「んっ・・・・・・」


レンの唇とあたしの唇は重なってた。





「いいよ。
俺のこと、ヒナ先輩が汚してよ。」



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