KISS


伊沢先生が、部活のメンバーを集めた。


「今日からこの男子陸上部のマネージャーをしてくれる事になった。」


あたしを指して言う。


「ヒナです。よろしくお願いします。」


あたしは頭を下げた。


コソコソと聞こえる声。


「ヒナちゃんじゃん!!よっしゃ。俺ヤル気でた。」


「…かわいーな。ヒナ先輩って言うんですか!?」


「ってか…ヒロタカ先輩と付き合ってるし。ムリだろー。」


「えー…!!」


きこえてるからね。


まあ、こうゆう風に言われて悪い気はあまりしないけど…


少しだけ…

ヒロの名前が出てきたときには、少し違和感を覚えた。
< 74 / 228 >

この作品をシェア

pagetop