KISS
伊沢先生が、部活のメンバーを集めた。
「今日からこの男子陸上部のマネージャーをしてくれる事になった。」
あたしを指して言う。
「ヒナです。よろしくお願いします。」
あたしは頭を下げた。
コソコソと聞こえる声。
「ヒナちゃんじゃん!!よっしゃ。俺ヤル気でた。」
「…かわいーな。ヒナ先輩って言うんですか!?」
「ってか…ヒロタカ先輩と付き合ってるし。ムリだろー。」
「えー…!!」
きこえてるからね。
まあ、こうゆう風に言われて悪い気はあまりしないけど…
少しだけ…
ヒロの名前が出てきたときには、少し違和感を覚えた。