KISS


「…はーい!!静かに。じゃー今日の練習メニューは…。」


伊沢先生は、キツイ練習メニューをベラベラと話し出す。


うわー…
レン達、これを全部こなすの…?


「すごい…」


「いつもこうだっつーの。」


レンがあたしの耳元で言う。


「…嘘!!…ま、頑張れ。」


「なんだよソレーっ!!…まいっか。タオルよろしくね。俺のー!!」


「あ、カバンあさってもいいの??」


「いいよ。」


「うん。わかった。じゃ、がんばってね。」


レンは返事をするかわりに手をあげた。
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