ダイスキなアイツ──後輩へ──
1章



─── なぁ、莉子。

覚えてるか?


俺たちが初めて会った日のことを。


…俺は、覚えてるぜ。



まだ、あどけない表情をしたお前が、泣きそうな顔で立っていた。



その姿に俺は一目惚れしたんだぞ。








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一章*出逢い。








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