ダイスキなアイツ──後輩へ──
…………いきなりのカミングアウト来たーーー!!


待て待て待て待て。

森が俺のことスキ!?

え、なんで!?


俺。顔もそんな良くないし、運動神経も並々だし…頭は、ぶっちゃけ良いけど、そんな優しくないし、騙されやすいし、真面目だし、これは言いたくないけど…少しだけむっつりすけべだし…リュウはガッツリスケベだけどな。


なんて言葉を掛けようか迷った。


けど、こういうのは真実を語るに限るだろう。



「 嫌いじゃねぇよ…。
ただ、 ごめん…俺よくわかんねぇ。森のこと、そういう風に見たことがなかったから……。」



ごめんな、森。
だがしかし、これが俺の心。
お前はただの幼なじみ。



「 うん、知ってる…。
それでね、あの…千翔人、私と付き合ってください…。」


「 え? 」


俺、今…振らなかったっけ?



「無理かな…
絶対私が千翔人のこと幸せにするよ。 絶対私のこと好きにさせてみる。私、がんばるから…!
嫌だったら、私のこといつでも振っていいから!ね、お願い。」



そんな泣きそうな顔をされたら、NOなんて絶対言えない。









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