ダイスキなアイツ──後輩へ──
正直、俺は彼女が欲しかった。



この頃、リュウが3人目の彼女をつくりやがった。


肩を寄せて手を繋ぐリュウたちを眺めるのは…苦しくてな。


森はルックスも完璧だし、優しいし…。
もちろん裏がないことは俺がよく知ってる。






「 いいよ、俺と付き合お。 」



少しの沈黙…


「 やったぁぁぁ!!
千翔人…本当に!?」



「もちろん 」



誰でも良かったわけじゃない。
きっと、森だから良かった。
森じゃなきゃ断ってた。








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