ダイスキなアイツ──後輩へ──
「おいおいー!なんだよチカ!! 」

そうやって、俺の髪をくっしゃくしゃにするのは親友の竜太朗。

小さい時から仲良いヤツ。

通常はリュウ。



「 なにって…なんだよ。 」
乱れた髪を直しながら、リュウを睨んだ。




…チッ。これでも寝癖を頑張って直してきたんだからな…



「 後輩美少女をエスコートってか。羨ましいぞー! 」

リュウは何を考えているんだか。




リュウはぶっちゃけるとイケメンだ。小さい時から、女の子からチヤホヤちやほやされて育っている。




…そして、こいつは可愛い女の子が大好きである。



「 そんなんじゃねぇよ。
その子は大人めで和風って感じかな。名前は莉子。」


それを聞いたリュウはすぐさた反応を示した


「 あー清楚系?
俺のタイプじゃねぇわ。 」

…こいつはなぜ偉そうな顔をしてるんだよ。

莉子は……可愛いんだぞ!





< 7 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop