彼=浮気【完】
「……わかった!」
「服は私が貸すから♪ さ、行こ?」
「うんっ!」
私は服を選んで、静歩と出かけた。
やっぱり静歩は優しいね。
私のことを一番に考えてくれる友達。
大切な親友。
「どうする?どこから行く!?」
「ふふ、どこでもいいよ?」
「じゃ、ケーキ食べに行こうよ!最近できた新しいお店知ってるんだあ!」
「うん、行こっか!」
私たちは話しながらそのお店に向かった。
お店について、色々話をしていた。
「あ、そういえばさ、合コン行かない?」
「合コン?」
「そう!失恋の傷は新しい恋で癒すのみ!今夜の7時からなんだけどさ!」
「んー……」
「彼氏とも別れたじゃんっ!ダメ……?私はニコに早く幸せになってほしい……」
「……ありがとう、静歩!私、行くよ!」
「本当!?」
「うんっ!せっかく静歩がそう思ってくれてるんだもん!」
「じゃあさ、少しブラブラして家帰ってから準備しよ!」
「そうだね!」
そのままそこで話していた。
………それがいけなかった。
「あ、ここよっ♪早く来なさいよ、狩那緋!」
「待ってよ、チカちゃん…。俺疲れた……」
「だらしないわねー、男でしょ?女より体力なくてどーすんの!?」
え………?
カナちゃん……?