泣くな。って君が言うから
ぬくもり
付き合い始めた翌日
朝食の時

「ママ!俺、志穂と付き合う事になりました!幸せにします!」

「えー!!えー!!」

驚く母とかーくん。

「太一なら安心か(笑)よろしくね」

母は私が男の人が苦手だとは知らない。
もちろん、あの日の事も何も知らない。

母が出勤した後

「大丈夫か?」

かーくんが心配そうに聞く。

「太一が愛を教えてくれるんやって」

「あいつ愛知ってんのか(笑)」

「やな(笑)」

「無理はすんなよ?」

「大丈夫。ありがとう」


かーくんは優しい。

2人がいたから私は苦しまずにいれた。
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