好きになっちゃった。
彼女は俺の視線を感じたのか
俺の顔を見るように少し上目で
チラッと見てきた。

が、すぐ視線をそらす。

彼女は髪を耳にかけまた
同じように俺を見て視線をそらす。


その仕草に少し胸が締め付けられる。

、、///
だ、ダメだ、海翔!
相手はうちの高校の生徒!
生徒に胸きゅんすんなよ!


くっそーーー!

なんて思っているといきなり女の子が
ふらっとバランスを崩す。

俺はとっさに彼女の腕を掴んだ。

「大丈夫?」

「だ、大丈夫です、、。」

バランス崩しただけかな?
それとも体調悪いのか?


「あ、あのー、、、」

そう言う彼女の視線の先を見ると
まだ彼女の腕を掴んだままの俺の手、、。
< 14 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop