好きになっちゃった。


それからわたしは毎日
ヘアアレンジに時間を
かけるようになった。

けれど、先生は
ずっと変わらない態度。

なーんか、なんにも進歩してない。


今日、先生に勉強質問しに
行こっかなー♪

アタック、アタック♪


放課後―


「せり、帰ろー!」

未奈が話しかけてくる。


「ごめん、今日勉強して帰る!」


そう断って職員室に向かった。

ガラッー


「失礼します。」

そう言ってわたしは新垣先生の
ところに行った。

新垣先生は私を目の前に
びっくりした顔。

「ど、どうした?」

「先生、勉強教えて!」

「あ、あぁ。勉強ね。」

「図書室いるからね!」


そう言って職員室を後にした。
< 36 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop