愛されたい、だけなのに~先生、どうしたらいい?~【2】



「?」

「ホント、ヤバいな」


何が起こったかわからず、頭の中は真っ白。





「櫻井は何も気にしなくていいだろって言っただろ?お前は、心で感じたまま過ごしていればいい」


耳元で話す柳先生の声はとても優しく、心がまた温かくなる。



「…でも、これだけは柳先生に伝えたいって思ってたんです。ずっと、気になっていたことなんで」

「そうか。ありがとな」

そう言って、柳先生はもう一度ギュッと抱きしめた。





「こちらこそ、よろしくな。櫻井」





柳先生の優しさは、私の心にとても響くー…










< 22 / 121 >

この作品をシェア

pagetop